ファイントラックの開発者は、日本でも指折りのアウトドアスポーツマン揃い。彼らの生み出すウェアは、発想からしてひと味違う。常識では考えられないほど薄く、軽いウェアを重ね着することで、氷点下20度の環境下でも快適に活動できるのだから。 防風・透湿性能を持ち、極めて軽く、薄いこのウェアは、使い方の発想そのものが新しい。防風ウェアなのに、“アウタージャケットの下”に着ることで暖かさを閉じ込めるというものだ。 ファイントラックの「ミッドシェル」は、アウタージャケットで防ぎきれなかった冷たい外気を「インナー側」で遮断してしまおう、という考え方から生まれている。逆に、身体の体温を外に逃さず、内側に閉じ込めるので、暖かさを保つことができるのだ。アルピニストはこの上に、「アウターシェル」と呼ばれるアウターを重ねるのだが、ライダーの場合は、プロテクション装備のアウタージャケットを合わせるのが正解。 「内側で防風」という新しい発想の防寒ウェア。快適な冬ツーリングを約束する秘密兵器だ。 ◆「ニュウモラップ」と「ヴェロキラップ」どっちがいいの? ミッドシェルの選び方。写真左が「ニュウモラップ」、右が「ヴェロキラップ」 「ニュウモラップ」の方がやや保温性が高く、柔らかな感触。一方、「ヴェロキラップ」はストレッチ性が高い。 どちらも腰に大型ベンチレーションを備えており、バイクを降りて暖かい場所に入った際の体温調節も容易だ。 ◆finetrack ミッドシェル「ニュウモラップ」/「ヴェロキラップ」 | ||||