7代目となる新型フェアレディZに影響を与えている、4代目Z32型フェアレディZ。
そのエクステリアデザインの主任デザイナーとして世界的に知られる、
山下敏男氏が、新たにZの宿命を解釈したオリジナルTシャツをデザイン。
新橋モーター商会より「Z32 300ZX Tシャツ」シリーズ2型をリリースします。

線画のロゴデザインは、 Z32（300ZX）の特徴的なヘッドランプと富士山を掛け合わせた「透かし富士」に、 Born to be Great “偉大になるために生まれた” フェアレディZの宿命＝究極を意味する記号、を添えている。



デザインロゴをシンプルに表現し、 背面にはアメリカ駐在時代のニックネームである「YAMA」のサインをあしらった。



レーシングストライプを追加したタイプは、 往年のDATSUN時代からのトリコロールを意識しつつ、 かつてアメリカのレースで大暴れしたIMSA GTの300ZXのカラーをモディファイ。
「YAMA」のサインも共通でコンビネーションしている。
 

Designer 山下敏男

1949(昭和24）年生まれ。 福岡県出身。
68年に日産自動車入社。

ショーカーのデザインなどを経て初代バイオレット、430セドリックなどを担当。
Z31のデザインが始まった頃、
アメリカ･サンディエゴのデザインセンター・NDI(現NDA）へ出向。
帰国後、85年から園 勲夫のもとでZ32の先行デザインを開始、
最終的にエクステリアデザイン全体を取りまとめる。
R34やV35スカイラインも担当し、デザイン終了後、3年間再渡米し、
タイタンシリーズをチーフデザイナーとして手がけ、2003年4月に帰国。
デザイン本部モデル開発部長を務めた。

定年前の2007年に退社後、
首都大学東京（現・都立大学）でトランスポーテーションデザインの教授として、
クルマの未来を研究する。
退官後にデザイン会社・INTERROBANG DESIGN （株）を設立。今に至る。
 

Z32型 フェアレディZ　300ZX

1989年(平成元年）7月、
バブル景気のピークに沸く日本で発売された4代目フェアレディZ。
すでに先行で同年春から北米で販売が開始されていたが、
それまでのZのフォルムを大胆に覆す先進的なデザインと、
フェアレディZとして初の3リッターDOHCツインターボチャージャーを搭載し、
国内の馬力自主規制上限の280PSを初めて達成。
世界初の4輪マルチリンクサスペションの採用など､

まさに“究極のZ”として大注目を集めた。