営業時間:平日10:00〜17:00 定休日:土日祝日、年末年始
お買い物ごとにポイント付与。さらに商品のお気に入り登録など、ショッピングに便利な機能もお使い頂ける会員登録はこちら!
都市部では排ガスやCO2の抑制の移動手段として期待される自転車。 「自転車ツーキニスト」の人口増加と共に、自転車専用レーンの整備も進められ安全の確保にも配慮されつつあります。しかしながら、環境に良く運動不足解消にもなるというのだけでは本格的なサイクリングライフに踏み出せないのも事実です。 日頃、自転車を楽しんでいる人たちはいったいどこに魅力を感じ、続けられているのでしょうか? ビギナーが気になる点を、プロマウンテンバイクライダーの江崎孝徳氏に伺ってみました。
MMスタッフ(以下、MM) 江崎プロの思うサイクリングライフの魅力とはなんでしょうか?
江崎プロ(以下、敬称略) 僕がサイクリングの魅力を語るとしたら、全身で味わえる「風」という一言に尽きます。 早朝のさわやかな風、公園の優しい風、木陰のひんやりと涼しい風。 さらには海辺では潮風が、山深いところへ入れば森林浴がもたらす癒しの風など、その場所でしか味わえないものがあります。 自分で走って汗をかいてこそ体感できるプレゼントと言えるかもしれません。 アグレッシブに走れば、スリリングな風さえも体験できる奥深さもありますしね(笑)。
MM 冷や汗をかきそうですね。ところで、自転車通勤や遠出は楽しそうですが、体力的に不安もあるのですが?
江崎 確かに、自分のコンディションと相談しながらというのは必要です。ただ、サイクリングは他のスポーツと比較して体への負担が少ない有酸素運動と言われています。体調を好転させる要素も多く含んでいますので、ダイエットや健康維持のためのエクササイズにおすすめできます。何より継続できるというのが一番ですね。 体力に不安ということですが、長距離を走るためには何が必要だと思われていますか?
MM 力強い太もものイメージですね。
江崎 確かに自転車というと競輪選手を思い浮かべますが、あれは短距離走。陸上競技に例えれば、100m走の選手にあたります。 イメージして欲しいのはマラソン選手です。 長距離に必要なのは筋肉ではなく、多くの酸素を取り込むために循環器系を鍛えることなんですね。 それに加え、より速く、そして遠くへ走り続けるためには、少ない筋肉でたくさん走れるペダリング効率が不可欠。分かりやすく言うと、たくさんの空気を取り込み、限りある筋力で十分なトルクを出し続けるということです。長距離の選手はスラリとしていますが、強靭な循環器系を持っているので、速く走りながらも疲れにくいんですね。 逆に、短距離では、できる限りたくさんの筋肉がある方が圧倒的に優位。それが太い太ももに表れていますね。 両者のスペックは異なりますが、パフォーマンスを生かす(=ペダリング効率)のは最高のフォーム。長距離、短距離問わずライディングの基本はフォームだということは共通ですので覚えておいて下さい。
MM なるほど。無駄に足が疲れるなら、フォームを疑えということですね。では、疲れにくい理想のフォームとはどのようなものでしょうか?
江崎 実際には、ライディングを通じて自分のポジションを見つけてもらうのですが、概念としては、ペダルの運動力を推進力に効率よく転換するトータルバランスを図るということです。ハンドルを支えに、上半身をうまく使いながら、ロスなくペダルが漕げるライディングフォーム、つまり「無理のない乗車姿勢」なんですね。ただし、サドルからハンドルまでの距離をはフレームによって決定付けられてしまいます。だからこそ、体に合ったフレームを選びが最重要と言いたい。ひと漕ぎが、きっちりひと漕ぎ分仕事をしてくれれば、無駄な体力を使うこともありませんからね。
MM でも、フレームを見直すとなるとお金がかかりそうですが・・・。
江崎 そんなことはありません。例えば、GTB A-60は日本人の体形に合わせたオリジナルフレームを採用しながらも、パーツを吟味することで価格を抑えています。「基本的なスペック」さえ押さえれば、決して高価である必要もないんです。 舗装路から僅かな不整地の走行、どんな山岳路も十分に楽しめる仕様になっていますよ。
MM GTB A-60は、フロントサスから前後ギアまで搭載されていますから、エントリーからベテランまで楽しめそうですね。
GTB A-60の詳しい情報はこちら
MM 最後に、これからサイクルライフを送る方々にメッセージをお願いします。
江崎 風は、さわやかな時間、和やかな時間、アドベンチャーな時間をリアルに感じさせてくれます。仕事終わりでもひと漕ぎ乗り出せば、気軽にリフレッシュもできます。貴重な時間を仲間と共有できるのも魅力の一つですね。とにかく自分のペースで大丈夫。多くのリアリティを求めて、さあ、走り出しましょう!