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真冬はバイクツーリングのオフシーズンと考えているライダーでも、本音は冬の景色を楽しんでみたいという方も多いのでは。
とは言え、真冬のライディングは極寒。走行風によって受ける体感温度を示した「リンケの体感温度」に照らせば、外気が10度の場合でも、時速60kmで走れば体感温度は-6度になってしまう。 (詳しくは寒さの要因「走行風」を知るを参照) これを防寒着だけで対応しようとすれば、それ相応の装備が必要だし、着ぶくれした状態ではあまりカッコよくない。
そこで防寒にお勧めしたいのが、電熱ウェア(=ヒートウェア)。少し前までは大型バイク向けのものが多かったが、小排気量に対応したモデルや充電バッテリー式のモデルも発売され、今まで諦めていたライダーにも裾野が広がった。ウィンタージャケットの様に保温に頼るのでは無く発熱をするのだから、暖かさは別格。簡単に言えば、こたつに包まっているイメージだ。
さらに、特筆したいのがその薄さ。インナータイプなら、ウィンドブレイカーを着ている様な感覚で、普段の服装でそのままバイクに乗ることだってできるし、ライディングの妨げになる事も無い。
いいこと尽くめの電熱ウェアだが、購入に際してはチェックしておきたいポイントがある。本特集では、各メーカーの商品特徴をふまえ、エントリーユーザーが一番気になる電熱ウェア購入のポイントをご紹介したい。 今シーズンこそ、今まで経験してこなかった“冬”を楽しもうではありませんか。
マシンのバッテリーから電源を採る方式で心配事と言えばバッテリー上がり。電熱ウェアが機能するかどうかは、バイクの発電容量(オルタネーターの出力電流)がウェアの消費電流が上回っていることが必須だ。まずはその容量の確認から行う。もし、愛車の発電容量が不明な場合は、サービスマニュアルや販売店で確認すると良いだろう。
発電能力の次は、電装品がどれだけの電流(A)を消費しているか確認する。HIDランプ、カーナビ、ETC、グリップヒーターなどのオプションアイテムを忘れずに算入すること。オルタネーターの出力から電装品の消費電流をマイナスしたものが、 余力電流となる。これが電熱ウェアの消費電流を上回っていれば、OKだ!
計算式(アンペア)
○ オルタネーター出力電流>電装品消費電流+電熱ウェア総消費電流
× オルタネーター出力電流≦電装品消費電流+電熱ウェア総消費電流
計算上の容量を超えてしまうようなら、省電力のタイプを選んだり、使用アイテムを絞るのも1つの方法。 また、部分的に充電バッテリー式を組み合わせても良いだろう。まずは直接風が体に当たる部分を最低限カバーして、余裕があればアイテムをプラスすれば間違いが少ない。
とは言え、計算上は余力があったはずなのに、バッテリーが上がってしまうことがある。これは、オルタネーターの出力がエンジン回転数に関係していることが理由。アイドリング状態が続くと十分な電流が得られず、不足分はバッテリーの電流を消費してしまう。走行すれば発電され、余剰電流はバッテリーは充電されるのだが、バッテリーが劣化していたり、しばらくバイクを動かしていない時などは、放電されているケースがあるので特に注意が必要となる。不安を感じた時は、事前に市販のバイク用バッテリー充電器を使用することをお勧めする。
突然のバッテリーあがりは事故にもつながるので、出発前の点検は十分行ってもらいたいところである。
充電バッテリー式のメリットは何と言っても手軽さだろう。マシンの能力に左右されず、給電ハーネスの接続も不要だ。反面、出力が弱く、電力にも限りがあるためヒーター設置面積にも限りがある。比較的暖かい地域や短時間の乗車時に向いていると言える。 その点、12Vバッテリー式は、上記の注意点が解決さえすれば長距離や極寒エリアのツーリングでも心配は無い。本ページのテーマである冬ツーリングに絞るならこちらがお勧めだ。
エンジンを切ってしまえば、電熱ウェアと言えども通常の服と何ら変わりが無くなってしまう。保温性をもたせた商品もあるが、冬装備の定番であるダウンジャケットに比べれば十分とは言いがたい。通勤や通学など目的地が屋内なら良いが、ツーリングならば、降車先の外気温に合わせた防寒着の準備は最低限必要だ。 電熱ウェアで温めた空気を効率良く閉じ込めるために、アウター又は中間層に組み合わせたいのは防風ウェア。走行風をシャットダウンしてくれるので、ウェア内の保温効果が高くなり、消費電力の抑制にもつながる。 そして電熱ウェア自体がアウターとして着れるタイプを選ぶか、インナータイプにするかは迷いどころだが、レイヤーリングが活用できるインナータイプの方が、ファッションの幅が広がるのは確か。一枚で済んでしまうアウタータイプは便利だが、ロングツーリングではインナータイプの方が、様々な環境に対応できるのでヘビーユーザーにはお勧めだ。
電化製品とも言える電熱ウェアだからこそ、メーカー品にこだわりたいところ。基本的に1年保証がついているし、アフターサービスの対応もしっかりしている。
メーカーごとに用意されているアイテムや、その特徴が異なる。ウェアを購入後、こっちのグローブの方が使いやすそうだったなどということが事が無いように、ラインアップは次の点に注意して確認しておこう。
Q.雨に濡れても大丈夫?
A.安全性は確認されているが、基本的に直接水に濡れての使用は×。レインコート等の対策をし、プラグを濡らさなければ使用可能なメーカーもあるので、商品の注意事項を確認しよう。
Q.温度の上がりすぎ、やけどの心配は?
A.低温やけどには十分注意が必要。熱いと感じない温度でも、長時間使用することで低温やけどをおこす場合がある。使用時は下着等の着用が必須。また、状況に合わせて温度調節や電源のオン・オフを行うことも心がけよう。 ※電熱ウェアの温度調節は、安全のため止まって行ないましょう。
日本発の電熱ウェアブランド「ヒーテック」。電気をマシンから直接供給する、12Vバッテリー式を採用した、インナータイプの電熱ウェアをラインアップします。日本人向けサイズ設計のためフィッティングは良好。サイズバリエーションの豊富さもポイントです。また、ヒーターが入っていてもフリースと遜色のない厚みのため、アウターウェアの選択肢が広がります。 ジャケットには操作に便利なワイヤレスリモコンを標準採用し、グローブやパンツと組み合わせると一括で温度コントロールが可能になるなど、使いやすさにもきめ細かさが感じられます。 「わずか10秒で暖まる」というキャッチフレーズが示す通り、3段階で調節できる温度の最大は54℃と、充電式と差別化できる発熱効率の良いパワフルなヒートウェアとなっています。市場のニーズに合わせ、小排気量のバイクにも対応できるように省電力タイプが追加や、グローブやつま先用など周辺アイテムの充実が年々図られている。ヒーテックを愛用しているオーナーにとってもうれしい情報だ。
1975年 ワシントン州オリンピア。真冬の平均最低気温が0℃という寒冷地で航空機機械工場を営むGordon Gerbing氏は、極寒の中バイクで通う従業員の凍える姿にインスピレーションを得て、Gerbing Thermovelocity Protectionを誕生させました。 正に電熱ウェアのパイオニアとも言えるガービングは、以来40年以上に渡り、航空学を基にした設計と自己発熱技術の追求の両面から開発をし続けている。
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付属のバッテリーハーネスより長いヒートマスター用オプションハーネス。
ヒートマスター(Heat Master) ロングバッテリーハーネス(1900mm)
2,200円