「例えつかの間であったとしても、自分の価値観に忠実にヴィークルを走らせる。」 そんな大人のための高機能ギアブランドが「OVERTECH(オーバーテック)」です。 都会的で洗練されたデザインと、天然原料や化学繊維の高機能素材を融合させた革新的なギアにより、バイクウェア・アウトドアウェア・タウンウェアと分類されるカテゴリをクロスオーバーする新進のコンセプトは、ライディングウェア業界に新風を吹き込むことでしょう。
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「例えつかの間であったとしても、自分の価値観に忠実にヴィークルを走らせる。」
そんな大人のための高機能ギアブランドが「OVERTECH(オーバーテック)」だ。 クリエイティブディレクターに北原 哲夫氏、スーパーバイザーに木村 信一氏を迎えた同ブランドは、 都会的で洗練されたデザインと天然原料や化学繊維の高機能素材を融合させた、テクニカルでプログレッシブなギアにより、バイクウェア・アウトドアウェア・タウンウェアと分類されるカテゴリをクロスオーバーすることをコンセプトとしている。 さらに落とし込むと、デザイン面では「Urban explorer(都会的で洗練されたトラベラー)」、機能面では「Technical progressive equipment(テクニカルで前衛的な装備品)」をスローガンとし、独自の世界観を持つ製品作りが持ち味だ。
オーバーテックは大きく分けて3つの製品シリーズから構成される。 環境に合わせてウェアを組み合わせる「レイヤリングシステム」、下半身のプロテクトを目的とする「ヘビーオンスディフェンシブルデニム」、そして全天候高機動型バックパックの「ギア・システム」だ。役割は異なるが、モノトーンを基調とするカラーとシンプルなデザインが共通のベクトルになっている。
その根底にあるのは、「Urban explorer(アーバンエクスプローラー)」という仮想的なユーザー像である。都会に拠点を置きつつも、車、モーターサイクル、バイシクルといった自由をもたらす手段で、人気の無い自分だけのお気に入りの場所へ走りに行く男達のことを称している。
所有するヴィークルは質実剛健な仕様。都会に潜むかのようなトーンを落としたカラーリングで、“いかにも”なオフロード仕様では無く、あくまで都会的でありながら、その気になれば曲がりくねった高速道路も、舗装されていない林道も関係なく、どこでも自分の思い通りに走らせることができる足回りに屈強なカスタマイズが施されているマシンだ。 そんなヴィークルを操る男達は、当然ながらライフスタイル全般に価値観が行き届いている。「タクティカルギアであるかどうか」。機能性、機能美へのこだわりはその価値観を満たすための必須条件なのだ。
レイヤリングとは、役割や性能の異なるウェアを天候や気温に応じて着脱することで温度調節を行ない、またウェア同士の相乗効果も発揮させる、アウトドア業界に端を発する着用テクニックのこと。オーバーテックは日常的なバイク乗車時にフォーカスしているため、アウトドアウェアほど複雑な組み合わせは無く、Level01からLevel04の最小限のバリエーション構成で最大限の効果が出るように開発されている。いずれのレイヤにも無駄が無く、最適な素材選定が行なわれていることが特徴だ。 ユーザーには多少の経験やウェアマネジメント能力を求めるものの、コンディションにフィットする調整ができるので、気温や風雨といった外的ストレスから身を守ると共に、快適性を得ることも可能となっている。 出発地点から目的地に至るまでの、あらゆる環境下で想像以上のパフォーマンスを発揮するレイヤリングシステムは、都会的で洗練されたスマートな男が身に付けたいウェアリング術を簡単にしてくれるアイテムなのだ。
アウトドアシーンにおける下半身のプロテクトと快適さを目標とし、糸の段階までさかのぼり開発している、こだわりのデニムシリーズ。タテ糸には、カリフォルニア産のコットンを通常のデニムより太く紡績し、インディゴローブ染色した糸を使用する。生地の特性を決めるのはヨコ糸で、コットン、リネン、ウールの3種類からジーンズのコンセプトに合わせて選ばれる。 こうして厳選された糸は世界でも有数の岡山県井原地区でデニムパンツとなる。生地織に用いられるのは、シャトル繊機(旧式力繊機)。力強い打ち込みと、ヨコ糸を乗せて飛ばすシャトルによって大きく開く開口が独特の膨らみを生み、デニムに求められるヴィンテージライクな”タテ落ち感”が楽しめる生地を作り出す。 そして、最大の難関は縫製工程だ。あまりに生地が厚いため、ミシンはヘビーオンス専用に改造されている。針の太さ、送り歯の速度調整などにノウハウを投入し、一般的なデニムの縫製工程の倍の時間と手間をかけて製品となる。ライディング用デニムとは言え、ジーンズマニアさえ唸る内容なのだ。
ミリタリーとアウトドアバッグを掛け合わせたようなデザインを持つギアシステム。「CORDURA NYLON(コーデュラナイロン)」の素材感がヘビー・デューティーな印象を与える。 このバッグを監修するのは、日本を代表するブランドRESISTANT(レジスタント)。メッセンジャーバッグを得意とする彼らだけあって、背負った時のフィッティングは安定感は非常にハイレベル。人間工学の観点から設計されるハーネスは調整の幅が広く、ユーザーの体格を選ばないのも特徴だ。 ツーリング時の天候への対応は、アウターマテリアルとインナーマテリアルの、それぞれに最適な撥水、耐水加工を施すことでクリアする。また、機能面では、外観にはウェービングを等間隔で縫い付けたスロットを用意。ポーチを固定したり、ストラップを用いてタンデムシートに括り付けたりすることが可能となっている。 大切なモノを守ることが第一の目的となるギア・システムには、オーバースペックとも言える性能を与えることで、万一の時でもマージンが残るような商品開発がなされているのだ。
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